こんにちは、加藤憲隆です。
今日は、永代供養墓・菩提樹について書こうと思います。
お墓というのは、1つの家に1つ必要である、という考えをお持ちの方は多いかと思います。
富丘浄苑の納骨壇でいうと、一段型の納骨壇(大型壇、標準壇、小型壇など)がそれに該当します。
10年くらい前まではほぼそれ以外の選択肢はありませんでしたし、今でも一段型の納骨壇をお求めになる方がほとんどです。
合同納骨塚と永代供養墓
札幌市には1988年から、合同納骨塚というものがあります。
最近は少し事情が変わってきていますが、かつては、貧困者や無縁仏など、特別な事情のある方が入るお墓でした。
とても安価に入れて、維持費もかかりません。
お墓にお金をかけたくない方にとっては、なかなか良い選択肢なのかもしれません。
しかし、合同納骨塚は、宗教者による供養はされませんので、供養を求める方は選択しにくいです。
また、以前よりも偏見は減ったと思いますが、親戚や家族の中には反対する人が居るかもしれません。
お金がかかっても良いから、合同のお墓に入って、供養もして欲しいという人達というのも存在します。
そんな人達の要望を満たすために、10年くらい前から、永代供養墓という選択肢が出て来ました。
ひとことで言うと、『供養付きの合同墓』です。
では、どんな方が永代供養墓を選択するのでしょうか。
●後継者が居ない人
・永代供養墓は納骨後の管理と供養を浄苑寺で行います。
・お墓があるので、親戚や友人知人がお墓参りをすることはできます。
●後継者が居ても、後継者には負担を掛けたくない人
・後継者や家族が遠方に住んでいていつ来れるか分からない。
・お盆や彼岸・命日にお参りするために帰ってこないとダメだという心理的負担をかけたくない。
●親戚や友人のお骨を管理することになって困っている人
・自分の家のお墓に入れるわけにもいかず、かといって供養はしてあげたい。
●寂しがり屋な方
・たくさんの人と同じ納骨壇に入り、たくさんの人にお参りに来てもらえます。
富丘浄苑永代供養墓・菩提樹
富丘浄苑にも永代供養墓があります。
富丘浄苑の永代供養墓・菩提樹(ぼだいじゅ)は、13回忌、または33回忌までの僧侶による供養がついた合同墓です。
どのようなものなのか、札幌市の合同納骨塚と比較して表にしました。
富丘浄苑 永代供養墓・菩提樹 | 札幌市 合同納骨塚 | ||||
13回忌供養 |
33回忌供養 | ||||
合同供養 |
特別合同供養 | 合同供養 | 特別合同供養 | ||
初期費用 |
20万円 |
25万円 |
40万円 |
50万円 |
9,100円 |
生前申込 |
可能 (納骨するまでは年間5,000円かかります。葬儀も併せて申しこめば毎年の費用はかかりません) |
遺骨が無ければ申込できません | |||
納骨後維持費(年) | 0 | 0 | |||
供養期間 |
13回忌迄(12年間) |
33回忌迄(32年間) | 無し | ||
遺骨保持期間 |
供養終了後まで保持し終了後合葬 (合葬前であれば遺骨の返還可能) |
保持期間無し、すぐに合葬 (遺骨の返還は不可) |
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納骨可能数 |
合計30体 |
HPに記載無し (1つ目の合同納骨塚は約6,000体) |
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供物の片付け |
不要 そのまま置いて帰ってけっこうです (お持ち帰り希望の場合はお持ち帰りください) |
必要 お参りが終わったあとに自分で持ち帰る |
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屋内外 |
屋内 (季節や天候に左右されずお参り可能) |
屋外 |
どちらも、一度納骨してしまえばあとは費用がかかりません。
費用面では圧倒的に札幌市合同納骨塚が安いです。
とにかく安く済ませたい場合は、札幌市合同納骨塚という選択が良いと思います。
季節や天候に左右されずにお参りしたい方、僧侶による供養を希望する方、将来別の場所にお骨を移したい方、札幌市西区・手稲区・北区・石狩市・小樽市等にお住まいの方などは、富丘浄苑永代供養墓・菩提樹をご検討いただければ幸いです。